唯一の存在

母と一時間くらい電話をしました。
近くに住んでいるんですけどね、良い距離をお互いに保っています。

今回の話題は「方言が通じない」ことについて。

私と母は熊本出身で今は愛知に住んでいるので、定期的にこの話題で盛り上がります。

愛知に住んでるんだから、熊本弁が理解されないって当然なんです。
それは分かってるけど、染み付いた方言って出ちゃうんですよね。

方言が出てしまって相手にぽかーんとされる…。
それは当然なんですけど、方言が出ちゃった側からすると、ぽかーんとされて、モヤッとするんです…!

「モヤッとしちゃってごめんなさい!」って思いつつ、心の中のどこかで「何となくでもいいから伝わってー!」って思ってるんですよね。


でも「伝わってー!」って思って伝わるわけはなくて…!!


「そりゃ当たり前なんだけど、それが伝わらなくて、なんだかもどかしいんだよね〜!」という話しを親子揃って熊本弁で思い切り話して、すごくスッキリしました。
同じ感情を抱いて、その話しが通じる相手、それが唯一母なので、時々母と話したいな…と思う自分がいます。

ありがたいことに、母は最近体調が良さそうで外出もしっかりとできています。
電話をして、元気の良いしっかりとした声を聞けて嬉しかったです。

電話を切る時にいつも「ありがとうね!」と言ってくれる母。

母が大きな病気をする前は「じゃあまたね〜!」と言って電話を切っていたのに、ある日から別れ際には「ありがとうね!」と言うようになった母には、胸に込み上げてくるものがあります。

電話を切って、母が日々淡々と暮らせていることに、感謝と愛情を感じたのでした…!

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