被写体として私が夫に伝えたこと

今回は、被写体としての私の気持ちの話しです。
この記事を読んでいただいた後、好きな人や大切な人と一緒に過ごしたり、大切なシーンを写真に収める際の、何かのヒントとなれば嬉しいです。
撮る人・撮られる人・それを見る人の心に、何かが伝わればいいな、という想いを込めて、この記事を投稿します。
私は夫が運営しているブログで、よく被写体として登場しています。
と言っても、SNSなどでよく見るポートレートのような写真ではなく、自然な姿で写っている写真です。
日常の自然なままで撮られ始めて、初めは「私、自分のこと好きじゃないから撮られるなんて無理よ!」と、よく泣いていました。
撮られることが3年目になった今、私の気持ちの変化と、撮影時に夫に頼んでいる内容について綴ります。

だって私、普通の人ですよ

普通どころか、体調が優れずに鏡で自分の顔を見るのもやっと、という日があるくらい、私なりに精一杯に過ごしています。
私は、闘病中の専業主婦なのです。
そんな私が撮られてブログに載って、不特定多数の人から見られるというのは、初めの頃はとても抵抗がありました。
写っている自分を見て「これが私か、そうだよね、こんな感じだよね〜」と自分を慰めつつ、ブログに載るのが3年目になる今年は「少しでもきちんと写りたい」と思うようになったんです。
と言うのも、昨年から私もカメラを使うようになり、ここで撮られると映えるだろうなぁ〜とか、この距離で構えているということは顔がアップで写ってるな〜とか、色々思うようになったんですよね。
自分の顔の写り方は、自分がよく分かっているものです。
上下左右・正面からの角度で、どんな自分が写って、どう写真に残るかをよく知っています。
だからこそ、撮られることに対して抵抗感が生まれるんです。
「撮られ方を変えたい」「撮り方を変えてほしい」
そう思い「もっときちんと写りたい」と、撮影者である夫に伝えました。
ですが「作品じゃないから良いんだよ〜」との答えと共に、夫の表情が曇りました。
「もっときちんと写りたい」と伝えたことで、ブログを運営している夫に水を差したのでしょう。
けれど私の中での葛藤は続きました。
私が被写体としての不安や不満を漏らすと、夫は「ブログはやめようか」という選択をするんですよね。
ブログをやめるのではなく、他の選択肢も視野に入れて、継続をしてほしいのです。
口頭で上手く伝えられずギクシャクしてしまったので、それをどう伝えようかと分からずにしばらく過ごしました。
私の気持ちをnoteに書いて、伝えました
私はnoteを利用し始め、書くことで心の中を整理するようになりました。
そこで、被写体としての自分の気持ちを下書きのページに綴ってみたんです。
そこには、夫への要望を以下のように含みました。
・構えられてびっくりしている瞬間は撮らないでほしい
・撮影中の数秒すらどうやって過ごせば良いか分からない
・何を求めているのか教えてほしい
・ありのままがコンプレックスだから、カメラを向けられて緊張するのをどうしたらいいのか教えてほしい
・2人で歩いている時に突然離れてカメラを構えられると寂しいから一言話しかけてほしい
その下書きのページを夫に見せて「こんな事書いたんだけど、公開してもいいかな〜?」と聞いてみました。
すると、夫の表情がとっても嬉しそうだったんです!
(日々夫の顔色を伺っている訳ではありませんが、傷つけていないかな…という事を凄く気にしています。)
にこやかに私の書いた下書きを読む夫
「そっか〜、う〜ん…、ポートレートっぽく撮ってみる〜?」と楽しそうに話してくれて、心底安心しました!
安心した!というのは、やっときちんと伝えられた〜!!という安心感です。
やはりこれまでの会話の中では、きちんと伝えられていなかったんですよね、それを痛感しました。
この日から夫は、ポートレートについての勉強をし始めてくれています。
更に私が伝えたこと
⚫︎撮り始める前は、笑顔で接して雰囲気を大切にしてほしい
⚫︎何分くらい撮影して、その後どこで休憩をするのか、前もって伝えてほしい
⚫︎お手洗いの場所を常に確認して、休憩しやすい流れを作ってほしい
⚫︎まずどこに立ってほしいか、手をどこに置いてほしいか、目線はどこを見て欲しいかを教えてほしい
⚫︎カメラを構えたら、今どんな感じで写っているのか、2〜3枚撮って見せに来てほしい
⚫︎撮影を始めたら、上半身が写っているとか全身が写っているとか、どの範囲で写っているか、状況を教えてほしい(動きやすくなるため)
⚫︎手や顔・体などの向きを指示した後に、表情を指示してほしい
⚫︎表情については段階を付けて指示してほしい
(ちょっとだけ笑って→もう少し笑って→思い切り笑って)
⚫︎「可愛いね」と声をかけても表情や動きが固かったら「可愛いね」に加えて「良いよ!」「グッド!」等、ポーズができている事も褒めて伝えてほしい
⚫︎近づいて撮影する時は「少し近づくね」と伝えてほしい
夫の反応とその後
夫は私が伝えた細かい内容を把握してすぐに実践してくれました。
伝えたことによって、撮影者である夫にもはっきりとした目的ができたように感じます
何より、ありのままの日常の私を撮られるときに、私自身が余裕を持ってカメラの前で過ごせるようになったんです。
それから、撮られる枚数が大幅に増え、ブログが充実していったように感じます。
それにより、夫の運営するブログは、以前よりもネット上で見てもらえるようになりました。
Google検索「愛知 夫婦 ブログ」でトップに上がるようになりました

限定的な言葉の検索にはなりますが、2023年の冬から始まった私の写っているブログ・オットログはアクセス数も少しずつ増えてきて「愛知 夫婦 ブログ」と検索すると上位に来るようになりました。
他の検索ワードでも、上位に来るようになってきています。
少しずつ、たくさんの方の目に触れてもらえるようになりました。
夫が運営して・妻の私が写る私たちのブログは、これからがスタート!という気がしています。
私たちのメインブログ・オットログで、いつか皆さんのお目にかかれるよう、精進してまいります。
さいごに
撮る人や撮られる人、大切な人と過ごす時間、まだ写真に興味がない方も、私が今回お伝えした中で、何かひとつでも参考になりましたら幸いです。
みなさんの大切な時間に、写真を撮ってその記録を楽しむ時間が増えることを願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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オットログ – 夫婦のトリセツブログ – 愛知県在住夫婦ふたり暮らし。僕たち夫婦の日常の暮らしと、遊びに出かける思い出を記録していくブログ。 ottolog.jp