夫とは、私とは

1|感情的に言葉を発しないように、笑いに変えたい
私の夫は、心の優しい、誠実な人です。
暮らしの中でほとんどの時間、夫が私に寄り添い、リードしてくれている状態で過ごしています。
そんな有難い日々ですが、他人と他人が夫婦となって暮らし、相手への「あれ?」という些細な出来事が、日常の中で起こるわけです…!
具体例を出して、私たちのやりとりを公開します…!
声が小さくて聞こえない時
人に対する話し方の物腰が、とても柔らかい人、それが夫なのですが、シャイなところもあります。
私が台所にいる時に、よく夫は隣の部屋から話しかけてくれますが、台所にいると、水道や換気扇、作業をしている音に囲まれているので、夫の声が聞こえません。
「ん??何だろう〜?」と思って感情的になりそうな時が多々ありましたが、ある日私は、こう伝えよう!と閃きました。
「あのね〜、声がクローゼットの中に吸い込まれて、シュールな事になってるよ〜!そっちのブラックホールに向かって話してるでしょ〜!面白い事になってる〜!」と…!
すると夫は「ごめ〜ん!」と、大爆笑。
ふたりでしばらく大爆笑しました…!
それから夫は、できるだけ私の方を向いて話してくれるようになりました…!
たまにブラックホールに向かって話していますが、疲れているのだと思います。
トイレの電気が付けっぱなしの時
トイレの電気が付けっぱなし。
私も時々消し忘れているのですが、ほぼほぼ消し忘れているのは夫です。
夫が他の部屋にいると分かっていながら私はトイレの前で
「大丈夫…?だーいじょうぶぅ〜〜?」と、誰もいないトイレの前で声をかけていたら、
「大丈夫よ!こっちにいたよ、消し忘れていたね、ごめんね〜!」と、大爆笑でした。
それでも、付けっぱなし率は高いので
「今から掃除するの?」と伝えたり、
私がトイレに行くときに「もう電気付いてる〜!ラッキ〜!!」と言って伝えています。
それでも消し忘れがお互いにあるので、その後また笑い話しとなった時に
「消し忘れていても、明るいままにしておこうか!」という結論になりました。
伝え方にこだわりたい
私はコミュニケーションが苦手なので、夫へ上手く、その場で伝えられませんが、考える時間を持てて良いかな、と感じます。
夫は私に対して、決して上から目線で伝えることはありませんし、どこまでも協調して、寄り添って見守ってくれます。
伝え方を変えただけで二人が笑いに包まれるなら、私はその方が楽しいので!これからも少し考えて、コミュニケーション上手になるべく模索をしていこうと思っています。
次は、私のことについて…!
2|ボソボソ喋り、声が小さい私
私はボソボソ喋るし、それでいて声が小さいです。
夫と再婚して笑うようになったし、笑うための表情筋がこの歳になって鍛えられ始めました。
たくさん笑顔にさせてくれる雰囲気で夫婦生活を送らせてもらっていることに、感謝、感謝です。
声が小さい私に、夫は真摯に寄り添ってくれます。
声が小さい私に接する時の、夫
夫は、声の小さい私に「ん?」と聞き返す事はありません。
凄く真剣な目つきに変わり、近くまで来て、
もう一度話してくれるかな…という表情で私の目を真剣に見てくれます。
だから私はもう一度、ゆっくり伝えることができるんです。
また他のパターンでは、夫が聞こえたように解釈して、夫が解釈したように話をしてくれて、私の発した言葉をもう一度拾い上げてくれます。
なんだかこれを書いていると、私の夫に対する接し方が幼稚で、顔から汗が吹き出て来ました…。
夫が更にかけてくれる言葉
夫はそうやって、私と上手くコミュニケーションをとってくれて、その後に伝えてくれる言葉があります。
それは
「話してくれてありがとうね。」
という言葉です。
最近では、その事が日常茶飯事過ぎて
「あっはっはっはっは〜!」
と、和ませてくれます。
尊敬ばかり、学ぶことばかり
夫と初めて会って話した時からそうでしたが、私は夫に対して、尊敬することばかり、学ぶことばかりです。
だから「この人と毎日を歩みたい」と思えました。
夫のことを知れば知るほど、まるで感情豊かな生き方についての本を読んでいるようです。
これからも、夫からたくさんの事を学びたいと思っています。
3|子どもが産めない私を受け入れてくれたこと
私たちには、子どもがいません。
入籍前に、子どものいない二人だけの夫婦で過ごしていこうね、という意見で合致しました。
初めは夫の希望として「養子を迎えよう」という気持ちがあったようですが…
私はそれだけで、ただただ幸せだと感じました…!
私のいくつかの持病により毎日の服薬が欠かせませんし、自分の生活すらままならない状況。
友人たちが順調に妊娠・出産をしていくように感じ、悶々とした日々を送っていました。
ですが、夫とお付き合いを始めて将来の話しになった時、なぜか良い意味で「子どもがほしい」と思わなかったんです。
「将来子どもはどうするか」という話しを夫から切り出してくれた時に、
私は子どもが産めない体であること、毎日の服薬があること、他にも持病があることを話し、
夫がそれを受け入れ、誠実に将来を見据えてくれている、と心から感じたからだと思います。
養子を迎えようと思っていると話してくれた時に
「こんな体だけど生きてて良かった…」と感じました。
私という人間全てを肯定してもらえた、と感じたんですよね。
それから入籍後、出かけた時に小さなお子さんを見かける度、純粋に「可愛いなぁ」と思えるようになり、親御さんに対して「いいなぁ!」と思いつつも、応援する気持ちになれた自分がいました…!
二人だけでも充実した毎日を過ごせていることに、今日も感謝しています…!
4|匂いや見た目で分かること
私はずっと自宅で過ごしているせいか、
夫が帰ってきた時の髪に付いた匂いから、どんな場所で過ごしていたのか分かるようになり、
夫の口臭や体臭から、体調不良の前兆が分かるようになりました。
座りっぱなしでむくんでいるとか…
ある一定の清涼飲料水を飲んでむくんでいる事も分かります。
帰り道に、こっそりアイスを食べて帰ってきても分かります。
目の開き具合が違うので…!
「なんで分かるの〜?!」と、よく夫からびっくりされますが、毎日会っているからこそ分かるんですよね。
いつまでも、夫の体調や行動に気付ける自分でいたいです…!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。